第31回東海北陸理学療法
学術大会

in 金沢

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第31回東海北陸理学療法学術大会
大会長 寺田 茂

この度、第31回東海北陸理学療法学術大会を平成27年10月3日(土)4日(日)の2日間、金沢で石川県理学療法士会が担当・開催できることを大変光栄に存じます。

開催地の金沢は歴史を振り返りますと城下町として栄え、文化・芸術の町としても繁栄し、多く著名な文芸作家を世に出しました。最近の調査では人口比率における学校、大学の数も全国3位であり、文部省(現在の文部科学省)管轄で最初に金沢大学が理学療法学科を設置した経緯もあります。

さて、今回の学術大会のテーマを「臨床的感性と科学からのメス-臨床・教育・研究の連携-」とさせていただきました。多くの理学療法士は臨床に属しており、日々患者さんに対する理学療法が業務の中心だと推察いたします。教育、研究などの分野においても臨床との関連が深く、高度専門医療が求められる今日、臨床・教育・研究の連携がますます重要であると思います。

近年、社会構造の変化は速く、医療も日進月歩であり、現在では科学的根拠に基づいた医療が強く求められ、患者さんの理学療法士に対する期待とニードはますます高まりつつあります。

日頃、業務に追われる中、より良い理学療法を通して患者さんの満足度(QOL)向上に努めるのは専門家としての責務と考えます。

超急性期でのリスク管理、回復期における専門的技術、より生活に視点を置いた維持期や特化した関わりが必要な終末期など、それぞれに求められる知識や治療技術は異なります。様々なステージに対応できるようにするためにも、我々は専門職としての自己研鑚が必要であると考えます。

しかし臨床で培った感性を通して、患者さんや国民の期待に応えるべく研究にも一歩足を踏み入れることは、容易なことではないでしょう。

そこで本学術大会では、日頃の疑問を臨床、教育・研究の連携を深めることにより、より質の高い理学療法の提供に役立つことを願いプログラムを企画しました。本学術大会では各分野の著名な方々を講師としてお招きし、最新の知見を提供させて頂き、研究発表では活発に討議が行われるような進行を考えております。

最後になりますが、多くの会員のご参加を石川県理学療法士会一同心より願っております。

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開催会場

事務局

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医療技術部心身機能回復
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準備委員長:神戸晃男
〒920-0293
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TEL:076-286-3511
内線5291
E-mail:
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